10億の中年 ~呼び起こされた性癖~。序章
俺の名前は博(ひろし)。会社員、趣味はパチンコ
彼女いない、金もない。むしろパチンコで借金してるクズっぷり。服装や髪型も気にしない冴えない中年だ。
今日も定時に仕事を終えていつも通りパチンコ。
おっ、今日も来てるな!
このパチンコ店にはよく俺好みの女が来ている。年は20代半ば位で顔はそれほどなんだが、指がすこぶる綺麗な女だ。因みに俺は無類の手フェチ。いつも横に座る勇気がなく1つ席をあけて座りながらスロットを打つ指を見ている。
あぁ...あの指触りたいなぁ...。
などと妄想してたら、
ドカッッ!!
俺の横に彼氏が。そうこいつらはカップルでよくこのパチンコ屋に来ている。
ちっ!見えねぇじゃねーか!
と思いながら打ってると、いつの間にか財布は空に。
さぁ今日も負けたな。帰るか。
まぁいつもの事、ふらふらあの女の事を考えながら帰ってると、ふと一軒の店を見つけた。
あれ?こんな店あったかな?
と思いつつ店内に入ってみると、そこは外観からは創造がつかない(オシャレな雑貨屋風)宝くじ売り場だった。
宝くじかぁ...
一枚500円。財布の中には500円玉一枚。
買ってみるか!
普段は宝くじなど一切買わないのだが、その店の外観に惹かれ買ってみることにした。
そうして宝くじを買って帰路についた。
続く。