10億の中年。4話
あれから幾度となくあのパチンコ屋に行っては、あの女と話をするようになったが、それ以外何の進展もない。互いの名前も知らない。
彼氏がパチンコ屋にいると言うのもあるがなかなか進展しない。
いや待てよ、そもそも俺は何か期待してるのか? それとも好きになってきたのか?
そんな事を思いながら今日もいつものパチンコ屋に来ていた。
あ!!
そういって手を振ってくる女。俺も軽く手をあげ横に座る。
俺「今日は出てるね」
女「最近調子いいんだよね」
など下らない話をしてると
女「今日久々の一人打ち♪」
俺「あぁそんなんだ!」
今日は、一人なのか。よし、今日こそは!
俺「じゃ飯でもいかない?」
女「ごめん、無理。」
やはり二人で飯行くのは駄目らしい。
その後色々世間話していて、分かったことは
女は彼氏がかなり好きだということ、二人で飯は浮気みたいで嫌だということ。
後、メンタルが弱いという事。後、心理学に興味があること。
心理学か...俺も勉強してみようかな。
そんな事思いながら今日は店を出た。